テニス界の帝王と呼ばれているロジャー・フェデラー選手について紹介していきます。プロフィール、スポンサー、使用ラケット、使用シューズ、戦績の順で紹介します!
プロフィール
フルネーム | ロジャー・フェデラー |
生年月日 | 1981年8月8日(2021年現在40歳) |
出身地 | スイス バーゼル |
現住所 | スイス |
身長 | 185cm |
体重 | 85kg |
利き手 | 右 |
ロジャー・フェデラー選手は2021年現在、40歳になる大ベテランのレジェンドプレイヤーです。
どのプレイヤーよりも美しいプレーをする選手で、非常に早いタイミングでボールをとらえ展開していくプレーを得意としています。
特にフォアハンドは最高のショットの一つと呼ばれるほど素晴らしく、早いタイミングでフラットのショットを打つことも、後ろから軌道の高いショットも、回り込んで高い位置から打ち込むショットも自由自在に打つことができます。
一方でバックハンドは数少ない弱点とされていて、特にナダル選手との対戦では強烈なスピンがかかったフォアハンドをバックハンドの高い位置に打たれ、返球が甘くなったところを攻撃されるというパターンが多くなっていました。
しかし近年ではラケットを大きなものに変えたこともあり、高い打点でも強烈なショットを打ってきます。
スポンサー
フェデラー選手の公式サイトによると、14のメーカー、組織とスポンサー契約しているようです。
ROLEX
スイスに本部を置く高級時計メーカーです。設立は1905年にロンドンでされました。すべての部品を自社で製造しているマニュファクチュールという種類の時計メーカーで、世界で初めて高性能な時計の証であるクロノメーター認定を受けました。
数多くある時計メーカーの中でもリセールバリューに優れており中古品も数多く出回っています。
さらに機械時計の弱点であった水に弱いという点を解決し、ゼンマイを自動で巻くという機構も開発しました。さらに日付表示機能も開発し時計業界に大きな影響を与えました。
他にも数多くのテニスプレイヤーと契約していて数多くの大会のスポンサーにもなっています。
契約選手:フェデラー、ティーム、チチパス、ムグルッサ、ケルバーなど
スポンサー大会:全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープン、上海マスターズ、モンテカルロマスターズなど
Mercedes-Benz
ドイツのダイムラー社に所属している自動車メーカーです。1926年に設立されました。
車種の名前としてアルファベットがつけられていてA,B,C,E,Sがセダン、CLA,CLSが4ドアクーペ、SL,SLCがロードスター、GLA,GLB,GLC,GLE,GLS,Gがクロスカントリー・SUVとなっています。
フェデラー選手がCMに登場したこともあります。
CREDIT SUISSE
チューリッヒに本社を置く世界最大規模の銀行です。プライベート・バンキング、インベストメント・バンキング、アセット・マネジメントの3部門から成り立っています。
日本では法人向けインベストメント・バンキングサービスのほかに運用資産10億円以上を対象とする超富裕層向けプライベート・バンキングサービスを提供しているようです。
jura(ユーラ)
juraは1931年にスイスのゾロトゥルン州で設立された家庭用電気製品を開発しているメーカーです。とくに全自動エスプレッソ/コーヒーマシンが有名なメーカーで、ドイツ、オーストリア、オランダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、スペイン、スウェーデン、東南アジアに拠点があります。
フェデラー選手とは2006年からjuraのブランドアンバサダーになっています。juraの本社にはフェデラーの記念館があり、蝋人形もあるみたいです。
MOËT & CHANDON
モエ・エ・シャンドンはフランスに本社を置くシャンパン製造会社です。1743年に創業し、LVMHグループに属しています。LVMHグループはルイヴィトンといったブランドが含まれるグループです。
アメリカ合衆国第3代大統領のトーマス・ジェファーソンやナポレオンといった有名人にも愛されたブランドです。
フェデラー選手とは2012年から契約をしています。
Barilla
バリラはイタリアに本社を置く、イタリア最大の食品会社です。1877年に創業されました。
日本でもパスタの人気がある会社です。ロングパスタやショートパスタ、さらにクスクスやラザニエといった日本では珍しいものも扱っています。
Lindt
リンツはスイスに本社を置く、チョコレートを中心とした菓子の製造を行っているブランドです。1845年にスイスで設立されました。
フェデラー選手とは2009年から契約を開始しており、2015年からリンツの本社でフェデラー選手に会える”Meeting Roger Federer”というイベントを実施しています。
Wilson
ウィルソンは正式名称ウィルソン・スポーティング・グッズ・カンパニーであるアメリカのスポーツ用品企業です。設立は1913年で、アメリカのシカゴで設立されました。
テニスのほかにも、ゴルフや野球、アメフト、バスケといったスポーツ用品も販売しています。
他の契約選手には現役選手ではデル・ポトロ、ゴファン、ディミトロフ、錦織圭、セリーナ・ウィリアムズ、ビーナス・ウィリアムズといった数々の有名選手が名を連ねています。また引退した選手にもサンプラス、エドバーグ、コナーズ、グラフといった超有名プレイヤーが名を連ねています。
UNIQLO
ユニクロは日本のアパレル企業です。フェデラー選手とは2018年のウィンブルドンから契約を開始しています。またフェデラー選手のRFロゴが、2020年からユニクロで使用可能となり、2021年からRFキャップが販売されています。
NETJETS
ネットジェッツはビジネスジェットの部分的所有権や持ち分を販売しているアメリカの企業です。ネットジェッツの元の企業であるEJAは1964年に設立され、世界初のビジネスジェットのチャーターや機体管理を行う会社です。
Sunrise
サンライズはスイスの通信サービス企業です。日本のドコモのような会社です。
フェデラー選手とは2014年から契約を開始しています。
RIMOWA
リモワはドイツに本社を置く、スーツケースメーカーです。1898年に設立されました。ジュラルミンで作られたスーツケースを主力として販売してきたが、2000年からはポリカーボネートを用いたスーツケースも販売しています。
On
Onは2010年にスイスで設立されたランニングシューズを中心に展開するスポーツ用品企業です。設立したのが、トライアスロンのプロ選手という特徴を持っています。
フェデラー選手は2019年の11月にアンバサダーとしてではなく、共同起業家として参加しています。テニスシューズだけでなく、スニーカーの開発にも携わっています。
Switzerland
Switzerland、つまりスイスはフェデラーの出身国で、スイスの魅力を紹介するという形で契約をしているようです。
使用ラケット
Embed from Getty Images使用ラケットはウィルソンの“PRO STAFF RF 97”です。このラケットはRFと名前がついているように、フェデラー選手のために開発されたもので、開発・デザインにはフェデラー選手自身もかかわっています。
有名選手の中には市販品と中身は全く違うが、見た目を似せてあるペイントジョブのラケットを使用している人がいますが、フェデラー選手は市販品に近いものを実際に使用しているようです。
他のラケットに比べ、重量はかなり重いため扱うのが難しいラケットです。
しかし、デザインが黒一色と非常にシンプルで、コントロール性・打球感が非常に優れたラケットとなっています。
使用ストリングは縦横で異なっています。縦にはウィルソンのナチュラルガット、横にはルキシロンの“ALU Power Rough”を使用しています。このガットは“Wilson Champions Choice”としてセットで販売されています。フェデラー選手と一緒のガットを使いたい方は “Wilson Champions Choice” を買っていただくのがおすすめです。
使用オーバーグリップはウィルソンの“Pro Overgrip”です。このグリップはしっとり感が特徴のウェットグリップです。
日本で販売されているものと海外で販売されているものは、商品名は一緒なのですが感触が違うものになっています。なのでフェデラー選手と同じ感触のものを使いたい場合は、海外製のものを購入するのがいいと思います。下の案内からその海外製のものが買えるページにアクセスできます。
リプレイスメントグリップはウィルソンのレザーグリップ、“PREMIUM LEATHER GRIP”を使用しています。レザーグリップなので固めの感触で、打球感を大事にしたい方にお勧めです。
使用シューズ
シューズはOnの”THE ROGER Pro”を使用しています。
このシューズはフェデラー選手が自分のために開発したテニスシューズで開発に2年かかりました。
このシューズには素早い切り返しを実現するために、カーボンファイバー製の板が搭載されています。
このシューズは現在限定販売となっていて、2021年9月現在は残念ながら完売のようです。
主な戦績(2021年8月現在 シングルス)
ツアー通算勝率 | 82.0%(1251勝275敗) |
タイトル数 | 103(ハード71,クレー11,芝19,カーペット2) |
グランドスラムタイトル数 | 20(豪6,仏1,英8,米5) |
最高ランキング | 1位(2004年、計310週) |
生涯獲得賞金 | $130,594,339(14,418,659,780円) |
この戦績からもどれだけ偉大なプレイヤーかがわかりますね。
グランドスラムタイトル数は史上最多タイの20、1位の在位期間310週はジョコビッチ選手に抜かれてしまいましたが2位、タイトル数103はコナーズ選手に次いで2位と歴代でも最高レベルのプレイヤーの一人です。
特にウィンブルドンのタイトル数8は歴代最多となっています。
まとめ
今回はテニス界の生ける伝説、ロジャー・フェデラー選手について紹介しました。
2021年に40歳になった今でも、世界のトップで活躍している信じられないプレイヤーです。グランドスラムの優勝回数や、1位の在位期間はほかの選手に抜かれてしまったり、抜かれそうだったりしますが、テニス界に与えた影響はどの選手よりも大きいのではないでしょうか。
けがの影響で長い期間ツアーから離れてしまっていますが、これからの活躍にも期待したいですね。
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