テニスの観点から、スペインについて紹介していきます。
ナダル選手や期待の若手アルカラス選手の出身地である、テニス王国です。
国の概要、国内の大会、スペインテニスの特徴、主要選手の順に紹介します。
国の概要

面積 | 50万5,983平方キロメートル(日本の約1.3倍) |
人口 | 4,739万人(2021年1月1日時点、出所:スペイン国立統計局) |
首都 | マドリード 人口333万人(2020年1月1日時点、出所:同上) |
言語 | スペイン語 |
宗教 | カトリック |
スペインはヨーロッパの南部にある、地中海に面する国です。
面積は日本より広く、人口は日本より少なくなっています。
スペインの料理

スペイン料理はトルティージャやパエリアなどが有名ですが、国中で同じ食文化であるわけでなく、それぞれの地方で独特の料理があります。
しかし、どの地方の料理にもオリーブオイルは使われているようです。
スペインのスポーツ文化

スペインは非常にスポーツが盛んな国の一つです。
特にサッカー人気は非常に高く、プロリーグである「ラ・リーガ」は世界最高レベルのプレイヤーが集うプロサッカーリーグです。そのため、老若男女問わずサッカーの話題で盛り上がります。
国際的にも有名なレアルマドリードとFCバルセロナはラ・リーガのクラブです。
バスケットボールも人気があります。スペインのバスケットボールリーグである”リーガACB”は、ヨーロッパでもっともレベルの高いリーグです。またNBA選手も多数輩出しています。
もちろんテニスも人気スポーツの一つです。あとで紹介しますが、ラファエル・ナダル選手を筆頭に、カルロス・モヤやアランチャ・サンチェス・ビカリオといったグランドスラム優勝者、世界王者もスペインから誕生しています。
さらにモータースポーツも人気があります。F1やオートバイ、ラリーといった各モータースポーツで世界チャンピオンがスペインから誕生しています。
国内の大会
2021年には、男子のATPツアーは4大会、女子のWTAツアーは1大会開催されました。また下部大会であるITFの大会は男子は25大会、女子は26大会開催される予定です。
その中で規模が大きな二つの大会を紹介します。
ムチュア・マドリード・オープン
Embed from Getty Imagesムチュア・マドリード・オープンは2002年からマドリードで開催されている、スペイン最大のテニストーナメントです。ATPツアーではマスターズ1000、WTAツアーではWTA1000のカテゴリーに分類されます。
会場は2002年から2008年までは室内ハードコートのマドリード・アリーナ、2009年からはクレーコートのラ・カハ・マヒカとなっています。
2012年の大会では、ブルークレーを採用し、物議を醸した大会でもあります。翌年からは通常のレッドクレーになりました。
シングルスの男子最多優勝はナダル選手の5回、女子の最多優勝はクビトバ選手の3回となっています。
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル
Embed from Getty Imagesバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルはスペインのバルセロナで4月に開催されるATPツアーの大会です。カテゴリーはATP500です。
会場はバルセロナにあるレアル・クラブ・デ・テニスです。サーフェスはクレーとなっています。
1953年から開催されているスペインで最も歴史のあるテニストーナメントです。
スペイン出身のラファエル・ナダル選手は12回優勝しています。この記録は同大会最多優勝記録です。
レアル・クラブ・デ・テニスのセンターコートは”Pista Rafa Nadal”とナダル選手の名前が付けられています。
スペインテニスの特徴
Embed from Getty Imagesスペインテニスはラファエル・ナダル選手に代表されるように、クレーコートで強さを発揮する選手が多いです。
その理由は国内で最も普及しているコートがクレーコートであるからということが大きいです。その中で、スピンを強烈にかけたボールを繰り返し返球するスタミナ・技術・精神力を鍛えることが特徴です。
また男女ともに、世界的に強くデビスカップでは5回、フェドカップでも5回優勝しています。
主要選手
現役男子(2021年9月100位以内)
・パブロ・カレーニョ-ブスタ
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現役女子 (2021年9月100位以内)
引退した主要選手
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