テニスの観点から、オーストラリアについて紹介していきます。
キリオス選手やデミノー選手といった若手プレイヤーや、女子ナンバー1のバーティ選手、グランドスラムを複数優勝したヒューイット、ロッド・レーバー、ロイ・エマーソンといった世界に名だたるプレイヤーの出身国です。
さらに毎年最初のグランドスラム、全豪オープンが開催されるテニス王国です。
国の概要、国内の大会、オーストラリアテニスの特徴、主要選手の順に紹介します。
国の概要
面積 | 769万2,024平方キロメートル(日本の約20.3倍) |
人口 | 2,569万人(2020年12月31日時点、出所:オーストラリア統計局) |
首都 | キャンベラ 人口 43万1,380人(2020年6月30日時点、出所:同上) |
言語 | 英語 |
宗教 | キリスト教(52.1%:カトリック〔22.6%〕、聖公会〔13.3%〕が2大宗派)、 イスラム教(2.6%)、仏教(2.4%)、ヒンズー教(1.9%)、ユダヤ教(0.4%)、無宗教(30.1%)等 出所:2016年国勢調査データ |
オーストラリアは日本の真南、オセアニアにある国です。
面積は日本より広く、人口は日本より少なくなっています。面積は世界6位と非常に広く、人口密度は世界で2番目に低い国です。
オーストラリアの料理
まず有名なものがベジマイトというペースト状の食べ物です。
結構しょっぱく、においも強烈な食べ物のようです。オーストラリアの家庭では必ず常備されているほど定番の食べ物です。
ティムタムというチョコレート菓子も有名です。
中身はサクサク、外はチョコレートとなっています。味の種類もとても豊富です。
ミートパイはオーストラリアのあちこちで見かける食べ物です。
パイ生地に様々な種類の肉とグレービーソースを包んで焼いた食べ物です。肉だけでなく野菜を入れたものもあるようです。
オーストラリアのスポーツ文化
オーストラリアは世界有数のスポーツ大国です。
毎年、1100万人の大人と300万人の子供が何らかの形でスポーツに参加しています。
観客動員数が多いスポーツは次のようになっています。
- オーストラリアンフットボール(年間283万人動員)
- ラグビーリーグ(年間156万人動員)
- サッカー(年間94万人動員)
- クリケット(年間68万人動員)
- ラグビーユニオン(年間58万人動員)
- テニス(年間29万人動員)
- バスケットボール(年間22万人動員)
- ネットボール(年間18万人動員)
- ホッケー(年間9万人動員)
- インドアサッカー(フットサル)(年間7万人動員)
最も人気があるのはオーストラリアンフットボールという競技で、ラグビーボールのようなボールを使って楕円形のクリケット競技場で行うフットボールです。
ランキングを見るとチーム競技が非常に人気があることがわかります。
国内の大会
2021年には、男子のATPツアーは4大会、女子のWTAツアーは6大会開催されました。また下部大会であるITFの大会は残念ながらコロナウイルスの影響で開催されませんでした。
その中で規模が大きな二つの大会を紹介します。
全豪オープン
Embed from Getty Images全豪オープン(Australian Open)は1月下旬に行われるグランドスラムの一つの大会です。会場はオーストラリアのメルボルンにあるメルボルン・パークです。
送迎や食事といった様々な特典を受けられるため、「ハッピースラム」と呼ばれています。
1905年から開催されている世界的にも歴史がある大会です。1969年にオープン化されました。1987年までは芝のサーフェスで開催されていました。現在はハードコートとなっています。
センターコートは「ロッド・レーバー・アリーナ」というコートで、オーストラリア出身の年間グランドスラムを2度達成したロッド・レーバー名前が付けられています。
オープン化以降の男子シングルスの最多優勝記録はジョコビッチ選手の9回、女子シングルスの最多優勝記録はセリーナ・ウィリアムズ選手の7回となっています。
ATPカップ
Embed from Getty ImagesATPカップは2020年から1月に開催されている国別対抗戦です。ほかの大会と異なり様々な都市にあるコートを会場として行われます。現在は2022年まで行われる予定となっています。
24か国でリーグ戦、トーナメント戦を行いシングルス、ダブルスの結果で勝敗を決めます。2021年はコロナウイルスの影響で12か国に限定されました。
同じく国別対抗戦であるデビスカップと異なり、ポイントを得ることができます。
オーストラリアテニスの特徴
オーストラリアのプレイヤーはハードコートや芝コートで強さを発揮する場合が多いです。
オープン化以降のグランドスラムではロッド・レーバー、ケン・ローズウォールといった選手たちが全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンといった速いサーフェスの大会で優勝することが多く、1990年代にはパトリック・ラフターが全米オープンで優勝、2000年に入るとレイトン・ヒューイットが全米、ウィンブルドンで優勝しています。
女子でもマーガレット・スミス・コート、イボンヌ・グーラコング、近年ではサマンサ・ストーサー、アシュリー・バーティといった選手たちが速いコートの大会を中心に優勝しています。
現役の男子プレイヤーには、残念ながらグランドスラム優勝者はいませんが、ニック・キリオス選手、アレックス・デミノー選手といった非常に個性的なプレーをする印象が強いプレイヤーが数多くいます。
2021年9月現在の女子世界ランキング1位のアシュリー・バーティ選手を筆頭に女子にも個性的で強いプレイヤーがいる国となっています。
主要選手
現役男子(2021年9月100位以内)
アレックス・デミノー
Embed from Getty Imagesジョン・ミルマン
Embed from Getty Imagesジェームス・ダックワース
Embed from Getty Imagesアレクセイ・ポピリン
Embed from Getty Imagesジョーダン・トンプソン
Embed from Getty Imagesニック・キリオス
Embed from Getty Images現役女子 (2021年9月100位以内)
アシュリー・バーティ
Embed from Getty Imagesアイラ・トムヤノビッチ
Embed from Getty Images引退した主要選手
ロッド・レーバー
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Embed from Getty Imagesマーガレット・スミス・コート
Embed from Getty Imagesパトリック・ラフター
Embed from Getty Imagesレイトン・ヒューイット
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