テニスの国紹介[フランス]-フランスをテニス中心に紹介[4銃士][全仏オープン]

国紹介

 テニスの観点から、フランスについて紹介していきます。

 唯一クレーコートで行われるグランドスラムである全仏オープンの開催国です。

 非常にアクロバティックなプレーが特徴的なモンフィス選手やパワフルなプレーが得意なツォンガ選手の出身国です。近年では残念ながらトップ10に入るプレイヤーがいなかったり、グランドスラムで勝ち残れなかったりと少し低迷しているイメージがあります。

 1920年代から1930年代に活躍した4銃士と呼ばれる4人の選手(ジャン・ボロトラ、ジャック・ブルニョン、アンリ・コシェ、ルネ・ラコステ)の出身国でもあります。

 国の概要、国内の大会、フランステニスの特徴、主要選手の順に紹介します。

国の概要

  面積  63万2,734平方キロメートル(日本の約1.7倍、出所:フランス国立統計経済研究所(INSEE))
  人口6,742万2,000人(2020年11月、暫定値、出所:同上)
  首都パリ 人口219万人(2017年、出所:同上)
  言語フランス語
  宗教カトリック、イスラム教、プロテスタント、ユダヤ教、仏教他

 フランスは西ヨーロッパ、カリブ、太平洋、インド洋に位置しています。

 面積は日本より少し広く、人口は日本より少なくなっています。また非常に長い歴史を持った国で、フランス革命やナポレオンといった歴史でよく聞く言葉がでてくる国です。

フランスの料理

 フランス料理は中華、トルコと並ぶ世界三大料理のひとつとされているほど、世界中で人気がある料理です。

 一般的には前菜、メイン、デザートの構成となっていて、高級なお店となるとさらにたくさんの種類の料理が出されたり,逆に庶民的な店ではメインだけとなったりするようです。

 調理法にこだわり、様々な種類の調味料を用いています。また食材もフォアグラ、エスカルゴ、トリュフ、カエルといった珍味や、子牛や羊の心臓や、子羊の脳みそなど様々な内蔵も食べやすくしています。

 またフランスのスイーツとして有名なマカロンがありますが、実はイタリアで誕生したお菓子が原型となっているようです。

フランスのスポーツ文化

 フランスはスポーツも盛んな国です。

 まず人気があるのがサッカーです。サッカー大国の一か国として1998年と2018年のワールドカップで優勝しています。

 2番目に人気があるのが、テニスです。世界最高のトーナメントであるグランドスラムの一つ、全仏オープンが開催されているように、テニスが好きなフランスの方はたくさんいます。

 このほかにラグビーサイクリングモータースポーツ柔道といった様々な競技に人気があります。

国内の大会

 2021年には、男子のATPツアーは6大会、女子のWTAツアーは4大会開催されました。また下部大会であるITFの大会は男子は18大会、女子は21大会開催されました。

 その中で規模が大きな二つの大会を紹介します。

全仏オープン

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 全仏オープンは例年5月から6月(2020年はコロナウイルスのパンデミックの影響で9月から10月)に開催される大会です。パリにあるローラン・ギャロスで開催されています。

 テニスの大会で最もレベルが高いグランドスラムの一つで、唯一クレーコートで開催されている大会です。そのためクレーコートが得意な選手が数多く優勝しています。特にクレーキングと呼ばれるナダル選手はこの大会で13回の優勝を誇っており、過去最多記録です。

 またサンプラス、ベッカー、エドバーグといった惜しくもキャリアグランドスラムを達成できなかった選手たちの多くが、全仏オープンを優勝できず、キャリアグランドスラムの最大の障壁となっています。

 オープン化以降の男子シングルス最多優勝記録はナダル選手の13回、女子シングルスの最多優勝記録はクリス・エバートの7回です。

ロレックス・パリ・マスターズ

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  ロレックス・パリ・マスターズは例年10月から11月にかけて行われる、シーズン最後のATPマスターズ1000の大会です。会場はパリのベルシー・アリーナです。室内のハードコートとなっています。

 何といってもシーズン最後のマスターズ1000ということで、最終戦のファイナルズに出場できるかがこの大会で決まるため、注目が集まる大会です。

 シングルスの最多優勝記録はジョコビッチ選手の5回となっています。

フランステニスの特徴

 フランスのテニスプレイヤーは非常に印象に残るプレースタイルの選手が多いという印象があります。

 冒頭に紹介した四銃士の再来として期待された新四銃士と呼ばれる、ツォンガ選手、モンフィス選手、ガスケ選手、シモン選手はそれぞれ特徴的なプレーをします。

 ツォンガ選手パワーを生かしたサーブとフォアハンドを中心に展開するプレースタイルで、普段は両手バックハンドですが、たまに片手バックハンドを打ったりとテクニックも兼ね備えたプレイヤーです。

 モンフィス選手テニス界一の身体能力を誇る取っていい、身体能力を誇っています。その身体能力を生かしたディフェンスを中心したプレーを得意としています。また予想できないようなアクロバティックなプレーを見せてくれる、見ていて楽しいプレイヤーです。

 ガスケ選手はとにかく片手バックハンドが得意な選手です。強打、スピン、スライス何でも自由自在に打つことができます。さらにたぐいまれなる感覚を持っていて、タッチ系のショット(ドロップショットやボレー)なども得意としています。

 シモン選手は細身で軽い身体を生かし、非常に長いラリーを得意にする選手です。スペインの選手のようにスピンをかけるようなプレーではなく、うまくペースを変えて展開していきます。非常にスムーズな無駄のないスイングは学ぶことが多いと思います。

 このようにみんな同じプレースタイルではなく、特徴的なプレースタイルの選手が多くいるというのがフランステニスの特徴だと思います。

主要選手

現役男子(2021年9月100位以内)

ガエル・モンフィス

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ユーゴ・アンベール

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ブノワ・ペール

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アドリアン・マナリノ

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バンジャミン・ボンジ

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ジェレミー・シャルディ

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アルトゥール・リンゲルネック

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リシャール・ガスケ

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コランタン・ムーテ

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ジル・シモン

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ピエール=ユーグ・エルベール

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現役女子 (2021年9月100位以内)

キャロライン・ガルシア

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クリスティナ ・ムラデノビッチ

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アリーゼ・コルネ

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クララ・ビュレル

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フィオナ・フェロ

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オセアン・ドダン

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引退した主要選手

ジャン・ボロトラ(四銃士)

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ジャック・ブルニョン (四銃士)

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アンリ・コシェ (四銃士)

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ルネ・ラコステ (四銃士)

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ヤニック・ノア

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スザンヌ・ランラン

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マリー・ピエルス

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アメリ・モレスモ

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